漁師直送！　地元・玄界灘の海の幸を！！

磯太郎の「ＲＯ水」製造ユニットは、「逆浸透膜浄水装置」（ＲＯ装置）を中心とした各種ろ過装置と、それらをサポートする各種装置で構成されています。磯太郎の地下から汲み上げた地下水をいくつもの種類のフィルターを通すことで、より安全で、より美味しい「ＲＯ水」を製造しています。



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逆浸透膜（ Reverse Osmosis Membrane ）は、水の分子だけを通過させ、その他の物質を高い除去率で除去可能な人工の半透膜です。その逆浸透膜を使用した浄水システムは、ウイルスよりはるかに小さい0.0001マイクロメートル〜0.0005マイクロメートルの細孔によって、水の分子レベルのろ過を行う水処理技術です。ＭＦ膜（精密ろ過膜）やＵＦ膜（限外ろ過膜）に比べても、その細孔が非常に小さいため、超微粒子・重金属・環境ホルモン・ダイオキシン類など、多くの物質やイオンを高い除去率で除去します。

近年では、純水製造や超純水製造の現場、工業用水の浄水、海水淡水化などの工業分野から、一般家庭の浄水器のフィルターとしてなど、幅広い分野・用途で使用されています。



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逆浸透膜による ろ過装置は、「浸透」「逆浸透」という現象を利用して造られています。

濃度の異なる二つの液体が半透膜（ここでは逆浸透膜）を隔てている場合、濃度の低い液体から濃度の高い液体へと自然に溶媒（ここではキレイな水・ほぼ純水）が移動して、濃度を同等に保とうとするのですが、このとき半透膜の小さな穴を液体がすり抜けて浸出する現象が「浸透」です。
この浄水装置の場合は「キレイな水・ほぼ純水」と「不純物を含む水」が逆浸透膜を挟んで接しているときに、「キレイな水」が「不純物を含む水」の方に浸み出していくのが「浸透」ということになります。

この「浸透」が起こった際に「不純物を含む水」の方に圧力をかけてあげると、その中に含まれる「キレイな水」のみが逆浸透膜の向こうに押し戻されていきます。逆浸透膜は水は通すけれど不純物は通れない膜なので、こういう芸当が可能なのです。この膜の向こうに水が推し戻されるのが「逆浸透」。先ほどの「浸透」とは逆方向に液体が移動するので「逆浸透」といいます。

結果的に「不純物を含む水」の方には更に不純物の濃度が高くなった液体が残り、反対側には更に量が増えた「キレイな水」が残ります。こうした仕組みで「キレイな水」が生産されていきます。もちろん実際の装置はもっと複雑な構造になっていますが、基本的な原理としては こういう仕組みになっています。

ちなみに、なぜこのようなややこしい工程を踏むのかといいますと、よりサイズの小さい不純物がすり抜けないようにするためです。逆浸透膜による ろ過装置は、「逆浸透」という現象を利用することにより、分子レベルという小さな小さなサイズでの ろ過が可能なのです。



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磯太郎では調理用水をキレイにするために使っている「逆浸透膜浄水装置」（ＲＯ装置）ですが、世の中では他にも様々な用途で使用されています。その使用範囲は、従来からの一般純水や電子産業向け超純水の一次純水などの製造や、海水の淡水化、ボイラー給水、一般飲料など、広範に及びます。

工業用途では、工業用の純水の製造・表面処理の洗浄用水の製造・超純水製造装置の前処理・イオン除去樹脂の前処理・空調・加湿用水の製造などに使用されています。

	逆浸透膜	中空糸膜	イオン交換	活性炭
塩化ナトリウム	○	×	○	×
トリハロメタン	○	△	×	△
トリクロロエチレン	○	△	×	△
ダイオキシン	○	△	×	△
殺虫剤	○	×	×	×
農薬	○	×	×	×
ヒ素	○	×	○	×
水銀	○	×	○	×
カドミウム	○	×	○	×
鉛・亜鉛	○	×	○	×
カリウム	○	×	○	×
硝酸塩	○	×	○	×
カルシウム	○	×	○	×
マグネシウム	○	×	○	×
硝酸アルミニウム	○	×	○	×
フッ素およびフッ化物	○	×	○	×
塩化物	○	×	○	×
塩素・カルキ臭	○	○	×	○
細菌・バクテリア	○	○	×	○
ウイルス	○	△	×	○
アルカリ	○	×	○	×
有機物	○	○	×	○
放射性物質	○	×	○	×
沈殿物	○	○	×	△
嫌な臭い・味	○	○	×	○
カビ臭	○	○	×	○
銅・マンガン・クロム	○	×	○	×
ストロンチウム	○	×	○	×

○ … 除去　　△ … 初期もしくは一部のみ除去　　× … 除去不可